きょうも、フィルム日和

SNSで、さまざまなバトル勃発や悲しい投稿を目にすると、暗く澱んだ気持ちになりますよね。
言葉だけが一人歩きしていたり、顔の見えない物同士が罵り合ったり。
思いを発言できる場ですので、なにをしようが自由です。
炎上、ゴシップ、インプレッションなどネガティブな面が悪目立ちしてるので
SNSが良くない!みたいな声もちらほら耳にしたりしますが。
幸せなことにSNSをやってよかったなーと感じる出来事のほうが多く、遠くからそっと眺めていることの多いわたしはどちらかというと恩恵ばかりを賜っていたのかもしれません。

数値は物の尺度です。
それはSNSも然りで、「数」はどうしても商売の要素を孕んでしまいます。
いいねの数やフォロワー数、youtubeでは再生回数や登録者数が仕事の依頼や広告の単価にも影響するところで、商品としての価値を図るひとつの物差しとなることは、致し方ない面も。
しかし、穏やかに暮らす一般人にはそんなビジネス要素、当てはまりません。
数字では表せない価値は、たくさん存在します。
情報を得るにはとても手軽で便利なSNSですが、昨今のSNSは、つながりたいと思った人との純粋なやりとりの場では、もうなくなってしまったのかなと日々感じておりました。
フィルム写真のSNS、filmbiyori(フィルム日和)
いまはフリーランスでフロントエンドエンジニアをしている元同僚の友人がSNSをつくりました。フィルム写真を投稿・共有するWebサービスです。
本業の片手間に年明けから作り始めて、彼女は実装スピードがとても速い人ですが、
それでも早朝・夜中、週末も、毎日毎日コード書き続けていたはず。
ひさしぶりに会って食事をした5月の日曜、「これつくった!つかってほしい」と言葉少なに見せてくれたこのサイトの、気持ちをしたためたABOUTのページが素晴らしくて感動しました。
お気に入りのカメラを持って、写真を撮りに出かけましょう。
あなたの一枚が、誰かの心に温もりと喜びを運びますように。
ぜひ全文お読みください!
こちらです〜。

このfilmbiyori(フィルム日和)は、検索機能から機材の絞り込みができますので、作例を探すなどの用途でもご利用いただけますが、タイムラインは、ただただ写真が並びます。
初見は写真から得られる情報のみで、どんな人が撮影したのか、なんの機材をつかっているのかなど気になる方はクリックし、詳細ページにてご確認いただくことになります。入口が「誰」「数」ではなく純粋に「一枚」を見つめる、というUIです。
いいね!の数に惑わされない、写真を純粋に楽しみたかったという動機に共感したので、ベータ版公開の折にほんのちょっとだけお手伝いしてきました。
公開直後にも関わらずたくさんの方が関心を持ってくださり、大切な写真や素敵な一枚を投稿してくださって、タイムラインはあっという間に素晴らしい写真で埋め尽くされました。
のんびり育って欲しい、盛り上げてこ!流行れー!など心温まるご声援や、
1日使ってみての感想を細やかに愛情持ってお伝えくださる方、こんな機能はどうでしょうか?とコンセプトに沿って考え抜かれたご提案など有難いフィードバックまで頂戴しました。
WEBサービスを立ち上げても、認知され実際に使っていただくまでがまず茨の道のり、というケースが多い中で、個人開発にも関わらず初動で多くの方にご利用いただき、また温かく見守っていただけたことに大変驚き感動しました。

素敵なお写真を眺めているだけでこちらにも「たのしい」気持ちが伝わってきて、とても幸せな気持ちになります。
みなさまの日々の写真活動に彩りを添えられるようなサービスになってね〜!
フィルム写真というカルチャーが末長く続きますように!


